3人そろって
クラシック音楽が好きなので、何となく音楽会のプログラムなども仕入れてきては溜まってきています。それらをパラパラ見ていると、時々、演奏者のサインなんかも入っていてオッと思うことがあります。
今日も今日とて、薄っぺらいプログラムの塊をひっくり返していたら、ハチャトリアンが1963年に来日して開いた演奏会のプログラムが出てきました。ハチャトリアンというと反射的に「剣の舞」が思い浮かびます。少し前ですが浅田真央さんのフィギュア演技の音楽に、彼のバレエ音楽「仮面舞踏会」からワルツが使われていたことを思い出す方もおられるでしょう。憂鬱で華麗な彼の音楽が真央ちゃんの演技とぴったりマッチしていました。
来日しての演奏会ではそのワルツや交響曲などとともに、ヴァイオリンやピアノのための協奏的作品も演奏されました。ハチャトリアンにヴァイオリニストのレオニード・コーガン、ピアニストのレフ・オボーリンが同行して演奏していました。今思うととてつもない豪華メンバーです。3人共ロシアの国宝級音楽家たちですから。
そのプログラムの第1ページに3人が仲良く自筆のサインをしていたのです。これには驚きました。多分演奏会の終了後に書いてもらったのでしょう。60年前の興奮が伝わってくるようです。
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2023年11月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:古書