季節外れ

本当にどうなったのか、と思うほど気温が高いです。前にも書いたのですが、蚊が飛び回っています。実に鬱陶しいことです。



冬の蠅は何となく哀れをもよおす事があります。梶井基次郎に「冬の蠅」という小説があり永井荷風にも「冬の蠅」という本があります。文人が興をそそられる風情が冬の蠅にはあるのですね。



ところが冬の蚊はそうではない。寝ていて耳元をプ~ンと通り過ぎてゆくと気になって眠気が覚めてしまいます。あまり刺しには来ないのですが、かえってイライラします。刺さないなら離れていてほしい。ところが彼らの(彼女らの)食べ物は動物の血液ですから、どうしても離れがたいのでしょうか。



このいらつく冬の蚊、誰か小説にしませんかね。



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