偶然か

重なる、という事がよくあります。良いこと、悪いこと、予定などなど。不思議なときがあります。本のご注文ではあまりないのですが、最近、安倍能成の本のご注文が立て続けに重ねてありました。



ここ5年程、問い合わせさえなかった本達ですが、旅立ってくれました。安倍能成と言ってもお若い人たちはご存じないかもしれません。夏目漱石のお弟子さんとして小宮豊隆、阿部次郎、和辻哲郎たちと並び称され、オールドリベラリストなどと呼ばれていました。学習院院長や文部大臣も務めました。



本はたくさん書かれていますが、これ、という有名なのがありません。小宮豊隆「夏目漱石」、阿部次郎の「三太郎の日記」、和辻哲郎の「古寺巡礼」や「風土」みたいにキャッチーな本は書いていません。「岩波茂雄伝」が一番読まれたかなと思います。大規模な全集もなく、著作家としては不遇と言えるでしょう。



彼の本が今の世に読まれるとは思ってもみませんでした。ありがたい事です。



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