冷静な文士

伊藤整の「太平洋戦争日記」全3巻新潮社刊を拾い読みしていると、日々の記述の詳しいのに驚きます。昭和16年12月1日から昭和20年8月24日までの記録です。伊藤整自身の身辺記述もさることながら世界情勢、日本軍の動向など、実に知的に分析されて書かれていて読み応えがあります。



昭和18年7月1日には「今日から東京都となり、我々も都民となったわけである」という記述がありました。昭和19年2月20日には「(略)万一これ(流行性感冒)が流行して来れば、当局では薬を軍隊や重要産業部門に重点的に配り、学校は閉鎖し、流行地域は封鎖して、その外の土地との交通も阻止する予定でいるという(略)」とも書かれていました。戦時下、インフルエンザが流行してきたのでしょう。緊張感が伝わります。



日記全体を通しては、総じてバターをとても有難がって、その配給状態や入手に心を配っています。そしてバターを進物にしたりお礼に使ったり、物々交換にするなど、まるで貨幣みたいです。



戦後を見越してしきりに不動産を買っているなど、なかなか、文士には見られない冷徹な判断力が印象的です。



一読をおすすめします。



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見なくなったような

空を見上げると気持ちの良い青空が広がるようになってきました。太陽もまだ、ギラギラ度が低くて快適です。



空でふと気がついたのですが、この頃、飛行船を見かけなくなった気がします。以前、と言うか、10年ほど前には時々、遠くの空にポッカリと飛行船が浮かんでいるのを見かけました。ほとんどが、どこかの企業名か商品名なんかが船体に描かれていたように思いますが、それでも浮世離れした、夢の中みたいな感じで、心楽しくなったものです。同じようなものですが、熱気球は地方によってはかなり盛んになっていますが、飛行船が飛ばないのは寂しい。



泉南地方に飛ばさなくなっただけのことなのか、全国レベルの傾向なのか、知っている方がおられれば教えていただきたいものです。それとアドバルーンも見かけなくなりました。あれも今から思えばのんびりした宣伝方法ですね。風にゆらゆら。



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2021年4月23日 | コメント/トラックバック(0) |

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師弟対決

昨日は漱石の日だったそうです。誕生日でも命日でもありません。なんでも、文部省からの博士号授与を辞退した日だからとか。大学をやめて朝日新聞と契約して小説家に完全になっていた漱石に、博士号はたしかに不要だったでしょう。



そういう実利的な面からだけでなく、漱石には反骨精神もあったのでしょうね。時の有力者、西園寺公望が作家達大勢を招いた会合にも出席しなかったし。



それと対のように言われるのが漱石の弟子、内田百閒の芸術院推薦辞退。その理由は嫌だから。なぜ嫌か、気が進まないから。なぜ気が進まないか、嫌だから。これで通してしまったそうですから師弟ともども甲乙つけがたいです。



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さらに魅力的に

昨日は大阪古書組合で四天王寺秋の大古本祭りの反省会というか、意見交換会でした。同人だけでなく、一般参加の店主さんも出席していただけました。お忙しい中、ありがとうございます。



コロナ情勢の中での即売会開催でしたが、皆が協力しあって、次に繋げる沢山のアイデアが実行された即売会だったと再確認できました。もちろんお客様あっての即売会ですので、次回はさらに魅力的な即売会になるようにとの意気込みが感じられました。



百均、そして児童書コーナーは更に拡充されそうですね。



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蓮と孫文

田中隆尚という、ドイツ語の先生で斎藤茂吉門下の歌人で随筆家の文人がおられました。あまり知られていませんが14巻の全集も出ています。茂吉の回想や呉茂一の伝記などは読書家に歓迎されました。また、ギリシアやイタリア、イギリス、韓国などの端正な紀行文もなかなか読ませます。



この人のお父さん、田中隆がなかなかの大人物で、孫文を物心両面から大いに支えました。大正7年に孫文が日本に来た時、4粒の蓮の種を手渡したといいます。蓮の実は同士の契を意味するそうです。この種が、太平洋戦争後、田中隆尚さんのお兄さんから蓮研究で有名な大賀博士に託されて、昭和37年にそのうちのひと粒が開花しました。



この蓮は現在、山口県下関市の長府庭園に分根されて毎年花を咲かせているようです。今が見頃の蓮と孫文と田中家の不思議な繋がり、田中隆尚さんの本をぜひご覧ください。



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