昔の冷蔵庫

昨日は「四天王寺春の大古本祭り」の商品作りでした。

文庫本の箱詰め。

紙モノの袋詰め。

紙モノには昭和30年代の家電の取扱説明書やカタログ等も取り上げてみました。

冷蔵庫の説明書をパラパラと読むと興味深い。

その時代の冷蔵庫は、製氷皿がアルミのような金属で、中に取り外しができる格子が入ってました。テコのようなのが端に付いていて、それをぐっと下げて金属の製氷コーナーからはがします。製氷皿ごと水道水を流しながら少し溶かして白く濁った四角い氷を取り出すという仕組み。プラスチック系の皿全体を少しひねって氷を取り出すのはもう少し後の時代です。

説明書には製氷コーナーに大匙一杯程度の水を撒いておくと、製氷皿が製氷コーナーの底面にくっついて氷が早くできると書かれています。また、霜で製氷皿がくっ付いて取りにくくなってもナイフや金槌で無理にこじないようにとも。私は出刃包丁でこじてました。霜が付きすぎて雪のカマクラみたいになった製氷コーナー、覚えてますか?

私はアルミ時代でしたのでよっく覚えています。懐かしい。

今のように、知らない間に冷蔵庫が勝手にゴロゴロと氷を貯めてくれてるのは何となく不気味です。



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