我らのテナー

日本の男性声楽家で最初に国際的な評価を得たのが藤原義江でした。彼が亡くなって昨日でちょうど50年です。ハーフなのでほりが深く端正な容貌、堂々とした体形で舞台映えがしたと言います。ただ、ほとんど独学でしたので正式な発声法を習っておらず、残された録音を聴いても喉を絞った窮屈な歌声で、高音は苦しいものでした。



天衣無縫の生き方でしたが、終生、歌劇への愛は変わらず、彼が組織した藤原歌劇団は日本では新国立歌劇を除けば、上質の歌劇を提供し続けているオペラカンパニーの第一でしょう。



晩年は帝国ホテルに住んでいたといいますから、後援者のお蔭とはいいながら、大したものです。そういえば淀川長治さんも晩年は同様でしたね。どちらも一つの道を貫き通した人間ですね。



古本 買取 大阪

タグ

2026年3月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:古本 大阪 買取 音楽

このページの先頭へ