鱧の皮

大阪の古本屋は大阪をテーマにした本が好きです。特に小説類には目がありません。古くは井原西鶴から中島らもまで多彩な書き手に事欠きません。



織田作は大阪を舞台にした小説の誰もが認める第一人者ですが、その先輩に当たるのが上司小剣という小説家です。今は読む人も見かけなくなりましたが、欠かせない人であることは間違いありません。「鱧の皮」という不滅の短編小説があります。



道頓堀の料理屋の女将が主人公で、東京に出奔した入婿の亭主からの無心と復縁を懇願する手紙が届くところから始まり、叔父や母親とのやり取り、使用人の描写などを交えながら、流行っている店の差配をこなす気丈な女の心の揺れを、「鱧の皮」という言葉に収斂させた心憎い小説です。



ちょっと古風な大阪描写が秀逸です。この上司という人は一方では意外や意外、蓄音機とクラシック音楽鑑賞が趣味で、「蓄音機読本」という本まで書いているくらいです。



読みたくなりませんか。「鱧の皮」は岩波文庫や各社の日本文学全集で出ていました。古本屋で探してください。



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