幽霊

今日は幽霊の日だそうです。ちょうど200年前の7月26日、鶴屋南北の「東海道四谷怪談」が初演されたのにちなみます。民谷伊右衛門とお岩さんの夫婦の愛憎劇ですが、忠臣蔵の外伝的な要素もあります。



つまり産後の肥立ちが悪いお岩さんに飽きた赤穂浪士方の浪人の伊右衛門が、仕官話と家付き娘との祝言を餌に吉良方からそそのかされて毒薬をもらい、お岩さんに血の道薬と偽って一服盛るというのが骨組みです。たくらみとは知らずに有難がって毒を飲むお岩さんが哀れです。このあたりからの六世中村歌右衛門の演技は追随するものがありません。YouTubeで見られます。



けなげなお岩さんが必死で伊右衛門の心をつなぎとめようと、毒に侵された体を辛抱して髪の毛を梳こうとすると、血と共に髪の毛がごっそり抜け落ちます。顔の半分が焼けるように痛みます。もみ療治の宅悦というのが入って来てお岩さんの顔に仰天、お岩さんも初めて鏡を見てびっくり。宅悦から伊右衛門のたくらみを聞かされます。宅悦ともみ合うはずみで柱に刺さっていた剃刀の刃が首にあたったお岩さんが恨みを残しながら死にます。



そのお岩さんの亡霊が伊右衛門にまとわりついて伊右衛門は半狂乱になり、とど「はて恐ろしき執念じゃなあ」と叫びながら幕になります。



少しは涼しくなったでしょうか。



古本 買取 泉佐野市

タグ

偶然か

重なる、という事がよくあります。良いこと、悪いこと、予定などなど。不思議なときがあります。本のご注文ではあまりないのですが、最近、安倍能成の本のご注文が立て続けに重ねてありました。



ここ5年程、問い合わせさえなかった本達ですが、旅立ってくれました。安倍能成と言ってもお若い人たちはご存じないかもしれません。夏目漱石のお弟子さんとして小宮豊隆、阿部次郎、和辻哲郎たちと並び称され、オールドリベラリストなどと呼ばれていました。学習院院長や文部大臣も務めました。



本はたくさん書かれていますが、これ、という有名なのがありません。小宮豊隆「夏目漱石」、阿部次郎の「三太郎の日記」、和辻哲郎の「古寺巡礼」や「風土」みたいにキャッチーな本は書いていません。「岩波茂雄伝」が一番読まれたかなと思います。大規模な全集もなく、著作家としては不遇と言えるでしょう。



彼の本が今の世に読まれるとは思ってもみませんでした。ありがたい事です。



古本 買取 堺市

タグ

暑かった

今日は芥川龍之介が亡くなった日です。河童忌。昭和2年の今日、とても暑い日だったそうです。享年わずかに35歳でしたから、13年ほどの作家生活でした。芥川賞に名前を残し、作品は多くの教科書に取り上げられ、日本一有名な小説家と言えるでしょう。



ごく最近も、彼が選んだ海外の作家の怪談が「芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚」として岩波文庫から翻訳収録され、彼の鑑賞力のすごさが見直されています。



何しろ昔の東海道線で東京、大阪を往復する間に、バルザックのほとんどの作品の英訳版を読んでしまったといいますから、異常な読書力です。



東京の下町っ子で義理堅く、いやと言えない性格、それでいて凝り性、多くの執筆依頼を抱えて病気の頻発、親戚の不祥事などなどが重ねて起こり、とうとう耐えかねて自殺してしまいました。



遺書にあった、将来へのぼんやりした不安、は現代人にも語り掛けてくるものがあります。



古本 買取 大阪

タグ

二つの側面

Xを時々見ていると、いろんな人がつぶやいています。興味の赴くままに「いいね」を押したりしていると、自然と同じ興味や趣味を持つ人のツィートが表示されてきます。私は本や本屋が好きなので、どうしても書物関係が多くなっています。



そうした中、最近は本屋さんが閉店するつぶやきが多くなっているような気がします。しかもその地域での中核的な位置づけの本屋さんが相次いでという感じ。新刊書店の激減は以前から言われていますが、その確認をXでしているみたい。



別の情報ですが、図書館が多い地域は介護を必要とする人の割合が少ないという統計があるとのことです。これだけでは、本を読めば介護を遅らせるという判断に短絡することはできません。できませんが類推することは可能でしょう。



この二つの情報、どう組み合わせて考えればよいのでしょう。年代的側面からみると、若年、中年層の読書意欲の減退と書店経営の危機。老年層の時間の過ごし方と図書館の在り方の関係。これをクロスできないかなとも思います。老年層を書店に取り込み、若年中年層のために図書館の閉館時間を遅くに引き伸ばす。



どちらも公的な予算措置が必要ですね。でも判断力や分析力を総合した知力の衰えを防ぐには読書がとても重要な働きをしますから、未来のことを考えると大切なことだと思います。



近頃の地方選挙、国政選挙の後に常に感じることです。今回の参議院選の後は、特に強く思います。



古本 買取 泉佐野市

タグ

2025年7月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:古本 大阪 買取 雑感

市は良い

昨日は参加している市会の当番市の日でした。3連休の最終日で、車も少なく組合には意外と早く着きました。出品を降ろしてパーキングを探しましたがこれがなかなか空いてません。休日ですから空いてるだろうと思っていて当てが外れました。結局いつもの、少し遠いところのスーパーの屋上です。ここは必ず停められますから最後の頼みの綱です。ただ、車をとりに行くときは法円坂を登ってゆく形になるので少ししんどい。おまけに休日割引などなく、少し高い。だから最後の手段です。



出品はほぼいつも通りの量でした。開札の前に同人が集まってネット入札の仕組みの説明を受けました。ネット上で書影などを見ていただくことでご同業に多くの情報をお届けできるわけですから、使わない手はないと思います。



若い同人たちがいろんなことを教えてくれるので、とても刺激になります。やっぱり市はいいですね。



古本 買取 大阪市

タグ

このページの先頭へ