藤原

3月21日は大河ドラマでも話題になっている藤原道長が出家した日だそうです。1019年のことですから今から1005年前になります。摂関政治の頂点を極めて、自分の人生は満月のようで、欠けている所はどこもない、と歌にも詠んだ男が俗世からリタイアした日ですね。



まあこの時代の出家というのは、表面的には僧籍になるのですが、内実はどうだか分かったものではありません。名誉職的なことではないのかと思います。道長の時代には大内裏には1万人ほどの人間が働いていたそうです。その中で貴族は多くても200人ほどだと言われています。サラリーマンとして働いていた人には時服と言って春秋に服が支給されたそうです。



女性も結構多くて、女官の割合は男性の数の10分の一程度と言われていますから、女性の社会進出はこの当時、相当なものだったと言えますね。



古本 買取 大阪

タグ

このページの先頭へ