江川さん

1927年の今日、江川卓さんが生まれました。え、うっそー、100歳近いじゃん!という声もあるかもしれませんが、空白の一日のあの江川卓さんではありません。ロシア文学者の江川卓さんです。



「謎とき 「罪と罰」」「謎とき 「カラマーゾフの兄弟」」「謎とき 「白痴」」の三部作が有名です。これらの本が出版されて以後、「謎とき~」という本が沢山出されるようになりました。



江川さんの謎解きは、原作のロシア語の細かい分析から、その底に秘められた意味を紹介する手法でした。例えば「罪と罰」の主人公、ラスコーリニコフという名前をロシア人が読むと「分割」という意味がもっとも強いらしく、手斧で老婆の頭をたたき割るラスコーリニコフの行動が暗示されている。



こんな感じで、日本人にはわからない深い味わい方を提示されました。もちろん、言葉だけでなく、当時の社会状況や、ドストエフスキーの伝記的な事実なども織り混ぜながら、名文でまとめられた素晴らしい著作だと思います。



この江川卓さん、実はペンネームだそうです。ますます謎解きみたいですね。



古本 買取 西宮市

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