ボレロ
昨日、3月7日はフランスの作曲家ラヴェルの誕生日でした。1875年生まれですからちょうど生誕150年です。彼の作品では、同じテーマをひたすら繰り返して最初はフルート一本から、最後は管弦楽の大合奏で終わる「ボレロ」が突出して有名です。
この超有名曲が、最近本国のフランスで著作権問題が起こり、裁判になったことは意外でした。もちろんラヴェルの純然たる作品であることは間違いないのですが、作曲当時はバレエ作品として完成、初演されましたので、振付師、衣装のデザイナーなども作品の共同制作者とみなされることになったのです。
そこで著作権がその当事者が死んでからも守られるわけですが、ラヴェルは早くに亡くなっていますからパブリック・ドメインになったとだれもが思っていたのですが、共同制作者の子孫などが著作権の延長を認めろと騒ぎだしたのです。
「ボレロ」は人気曲ですから演奏会などでは頻繁に取り上げられます。著作権がある無しで、大きなお金が動くのです。
曲の名前が「ボレロ」から「ボラレル」に代わるかもしれませんね。
古本 買取 岸和田市
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2025年3月8日 | コメント/トラックバック(0) |