手形、小切手が
明治時代から現在まで、広く決済手段に使われていた手形小切手が2026年度の末をもって無くなるという事です。ついに来たかという感じです。
キャッシュレスが当たり前になりつつあり、ネットバンキングが普通の感覚になりつつある時代に、用紙に金額を書き込んで印鑑を押して、日付を記入してというのはいかにも時代遅れになりました。それ以上に、手形の持つ、支払者を優遇する性格は、下請け圧迫の代名詞みたいな感じがありました。
何しろ決済日が1か月とか、3か月先、ひどい場合は半年先なんて手形もありましたから、下請けは持ち切れず金融業者や取引銀行で高い割引料を払って一日も早く現金化したものです。
小切手は手形よりは現金性が高いのですが、中には振出日を2,3日先の日付にして、先方に渡し、その間に資金調達するというような扱い方もあって、油断できませんでした。
手形取引に全く関係ないような普通のサラリーマンなどでも、車を買う場合など、割賦代金の支払い方法として、マル専手形を組まされることが割とありました。まだ信販会社が未成熟な時代、車屋がお客さんに割賦販売証明書を渡します。それを取引のある銀行に提出して、月払いの金額が印字された手形を何枚も作ってもらい、それと車を交換するわけです。丸の中に専という字が入ったゴム印を手形に押しますから、マル専手形です。車屋は月に1度、その手形を回してきます。車を買った人は専用の口座に入金しておいて、毎月決済してゆくわけです。
ところがこれも立派な手形ですから、うっかり入金を忘れたりして不渡りになると、銀行協会内の不渡り日報に載って公にされ、ブラック・リストに載ります。2度目になると銀行取引停止処分になってしまいます。
このように、多くの悲喜劇のもとにもなった手形小切手の消え去る日が近づいています。
古本 買取 泉佐野市
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2025年3月27日 | コメント/トラックバック(0) |


