費用対効果

値上げ値上げです。あからさまなのもあれば、目立たないようなステルスもあります。これは下世話な分野だけではなく、クラシックの演奏会などでも感じることがあります。まあこれは最近の事でもなく、かなり前からの事です。



クラシックの、オーケストラの演奏会というのは昔(1970年ころ)は定型があってまず序曲、次に協奏曲、最後がちょっと大きめの交響曲です。これが最近はかなり崩れていて最初に小型の交響曲、次がちょっとした組曲、最後は終わり方が派手な管弦楽曲てな感じ。演奏時間は昔は2時間近くでしたが、この頃は80分程度が多いみたいです。



ところが大阪フィルの演奏会の記録を見ていると、びっくりするほど短い演奏会がありました。1986年第220回定期では最初がメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、次がベートーヴェンの交響曲第7番。これだけです。約25分と約40分ですから1時間少し。この年代、カラヤン、ベルリンフィルがやってきてやたらと短いコンサートをしたものです。この影響かもしれません。



まあプログラムを組み立てるのは難しいと思いますが、お客さんからみると芸術とはいえ費用対効果を考えざるを得ません。



古本 買取 箕面市

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2025年3月16日 | コメント/トラックバック(0) |

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